5月1日(日) 天気;晴れ
仙台から唐桑半島へ移動
終日:デリバリー(物資運搬)&情報収集チームで活動
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仙台を朝4時半に出発。三陸道を通り、途中、登米に向かう鶴さん、庄ちゃんと別れて唐桑半島へ向かう。
7時半にRQ唐桑VC到着。登米本部にて前泊していたニッキと合流。朝食後の打ち合わせ中の、ボランティアのみなさんと久しぶりの再会。GWに入り、登米から日帰りで来る人員とチームを組み作業現場に出動する。
が・・・上野&あっこさんは、情報収集チームに。ここ数日は忙しく、緊急のものを除きデリバリーもできなかったとのことなのでミラには物資が満載。
まずは、半島北部から。岩手県との県境の大沢地区は津波の被害が甚大。電気・水道・ガスすべての復旧が回復していない。全壊家屋の中で残ったお宅の片づけをするおじいちゃん、おばあちゃん宅を訪問。
はじめは挨拶から。今日は洗濯日和、沢からの水で久しぶりの洗濯だとのこと。
日向ぼっこをしながら、だんだんと津波が押し寄せた際の様子、
「この山(自宅の裏山)をみんなで慌てて登ってね・・そのあとは、近所の皆がこの家に集まって・・・」
必死に話してくれる。キャップを得意げに見せてくれたおじいちゃんは漁師さんだそう。
そこに1台の車が。(おそらくボランティアの)保健師さん:「体調悪くないですか。血圧計は必要ですか。何かあれば言ってください」
おばあちゃん:「いえ、大丈夫ですよ」
たしかに・・・。あのように言われたら、「大丈夫です」意外に返す言葉がない。
個人のお宅を訪問する中には、「通帳が家の前に流れ着いてきたんだけど、どうしよう」なんて相談も。
幸い、ご近所さんのものと判明。ご本人は県外の親戚宅へ避難中ということもわかり、避難所にいるご親戚に預け、一件落着。
その後は、物資の配達も含め、何軒かのお宅と避難所を回り、半島東側をほぼ一周して海岸亭に戻る。
物資配達・情報収集チームだけれど、そこに届けるのはモノだけではない。被災者の方とお話をする中には、メッセージがある。それらを汲み取って今できる支援を考えて、行動に移す、まずは一緒に話をすることそのものがこの地では大切な時間になる気がした。
報告 上野
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